まちづくりについて意見を交わした参加者ら(29日、知名町役場)
子育てや農業振興テーマに意見交わす 知名町
【沖永良部】町民がまちづくりについて話し合う2024年度知名町まちづくり町民会議(長山美香会長)の第1回会合が29日、同町役場会議室であった。各種団体の代表者ら約20人が参加。子育てや農業振興などをテーマにこれから1年間協議を重ねていく。
同会議は、町民が主体的にまちづくりに参加してもらうことが目的。12月までに全8回会議を開き、テーマの選定から計画書や提案書の作成、必要な予算まで考える。来年1月、町長へプレゼンテーションする。
この日は協議テーマの選定を行い、参加者らは出産・子育て、空き家、商工振興、農林水産業の振興、環境・エネルギーなど14テーマの中から、それぞれ一つを選んだ。
最後に選定した理由を発表。農業振興をテーマに選んだ男性は「捨てられている農作物が多いので、加工して島内で流通できないだろうか」、環境・エネルギーを選んだ男性は「ゼロカーボンを進めていくことで町民にどのような良い影響があるのかを考えたい」、出産・子育てを選んだ女性は「産前産後の課題がたくさんあるし、不登校の子どもを持つ家庭のために何かできないか考えたい」などの意見があった。
今後は、選んだテーマごとにグループに分かれて話し合いを進めていく。