〝第3の高齢者スポーツ〟普及へ

第3の高齢者スポーツとしてペタンク大会を楽しんだ参加者たち=1日、天城町

第2回大会を制した兼久Bチームと関係者(提供写真)

「どこでも気軽に…」
第2回ペタンク大会 天城町老ク連

 【徳之島】天城町老人クラブ連合会主催の第2回ペタンク大会が1日、同町総合運動公園の室内練習場すぱーく天城であった。ゲートボールやグラウンドゴルフに続く高齢者スポーツとして普及を進めて3年目。計16チーム、約50人が和気あいあいと交流し、兼久Bチームが優勝を飾った。

 ペタンクは、目標球に金属製のボール(室内用は軟球)を相手と交互に投げ合って近さを競うゲーム。発祥国のフランスでは愛好者が500万人以上、サッカーに次いで盛んなスポーツとされる。世界各国で愛好者が増えて、オリンピック・パラリンピック翌年に開催される国際スポーツ競技大会(ワールドゲームズ)でも実施されている国際的スポーツの一つ。

 天城町老人クラブ連合会(中水勝久会長)では、定番のゲートボールやグラウンドゴルフに加えて変化を持たせ「健康長寿の延伸や仲間づくりに」と一昨年から本格普及に着手。昨年からは町内集落対抗大会も開始し、県大会にも大島地区唯一の代表を2年連続で送っている。

 第2回大会は天候不良のため屋外から同室内練習場に会場を変更。16チーム(1チーム3人編成)の4ブロック別の計3試合で交流し、個々に球を投げる瞬間以外は終始和やかムード。距離や勝ち点を総合した順位は閉会式で発表された。

 町老ク連・体育部長の安田博之さん(71)は「ちょっとした場所(15㍍×4㍍程度)があればできて、室内用の球だとボッチャと同様に車いすの方も楽しめる」。中水会長も「手軽に楽しめて高齢者スポーツに一番適していると思う。各集落公民館などでも楽しんでほしい」と町内外への普及に期待した。徳之島町高齢者クラブ連・体育部の関係者たちも参加し交流した。

 ▽順位 ①兼久B②岡前A③同C