「すももフェスタ」に長い列

旬のスモモを求め終日にぎわった「すももフェスタ」(2日、大和村まほろば館)

 

 

大玉サイズは10分で売り切れ
大和村

 

 

 大和村の初夏の味覚をPRする恒例イベント「すももフェスタ2023」が2日、同村のまほろば館で開かれた。降雨や曇天で生産量が減ったこともあり、販売用に用意されたのは昨年より100㌔少ない480㌔(3㌔入りL・2Lサイズ各80箱)。旬の味覚を求めて、販売開始の午前9時半前から多くの人が列をつくった。

 アナウンスとともに、ほとんどの客が2箱以上を買い求め、9時40分頃には早くも2Lサイズ売り切れの放送が流れた。

 Lサイズ4箱を買い求めた奄美市の指宿正樹さん(72)は「本土に住む娘と孫に送る。すでに2回送っているが、追加注文が入った」と笑い、「スモモが出ると夏を感じる。酸味も甘みもあっておいしい。ジャムを作ってゆっくり楽しみたい」と話した。

 恒例のスモモ狩り体験もあり約100人が参加。加工場ではジャムづくりが行われ、出来上がったジャムは参加者が持ち帰った。

 スモモ味のソフトクリームの販売や、1日に釣り上げたばかりだという50㌔のカジキマグロの解体と振る舞いなども行われ、にぎわいは終日続いた。