喜界町でチャリティーショー

文化力あふれるショーを見守る来場者たち

 

 

能登復興、文化力で支援
14団体が300人魅了

 

 喜界町文化協会(外内千里会長、23団体)主催の「被災地支援チャリティーショー」が2日、同町自然休養村管理センターであった。14団体約150人が出演し、文化力あふれるステージを披露。約300人の来場者らが目を奪われていた。ショーの収益は全額寄付される。

 能登半島地震の復興支援が目的。ショーは今年13回目で、2011年の東日本大震災を契機に、被災地のためにできることをしようと呼び掛け始まった。

 ステージは、真っ赤な衣装をまとった月下美人メンバーによる大正琴で始まり、日本舞踊やエイサー、歌謡、シマ唄、太鼓などの演舞を多彩に展開した。アヌエヌエ・フラ教室によるフラダンスでは、キッズ、中高生、一般の約50人が踊りで魅せ、来場者らが一体となって盛り上がった。

 会場では、草木染め、マクラメ、ビーズ刺しゅうの展示も開催。老若男女が立ち寄ったフリーマーケットも好評だった。

 外内会長は「大震災を忘れないことが目的。いつかは我が身ということもある。支援体制を整えるという意味でも、今後も継続していきたい」と話した。

 集まった寄付金約15万円は、喜界町社会福祉協議会へ届けた。寄せられた年賀状などの書き損じハガキは、日本ユネスコ協会連盟に送付した。