南三島6町から約70人が出席した県食生活改善推進員連絡協・徳之島支部総会=4日、伊仙町
「私達の健康は私達の手で…」
〝防災食〟傾注も 伊仙町
【徳之島】県食生活改善推進員連絡協議会徳之島支部(高田きよ子支部長・会員200人)の2024年度総会が4日、伊仙町ほーらい館であった。「私達の健康は私たちの手で~のばそう健康寿命 つなごう郷土の食~」をスローガンにした24年度活動目標・事業計画などを承認。新支部長に吉村道子さん(伊仙町)が就いた。
南3島6町(徳之島・沖永良部島・与論島)の食改推進員ら約70人が出席した。高田会長はあいさつで「国が新たに伝達した〝災害時の食〟も進めつつ、先輩から継いだ私たちの郷土の味と食を子や孫へ。食生活改善のボランティア活動を通して町民一人一人の健康にもつないでいこう」とアピール。
伊仙町長(伊田正則教育長代読)と相星壮吾徳之島保健所長あいさつに続き、名誉会員(90歳以上対象)の松田弘さん(徳之島町)を表彰披露して議事に移った。
24年度の新役員紹介(各町輪番制)とあいさつで、吉村支部長は、直近の能登半島地震も例に「多くの命も奪ったこのような大災害が奄美群島でも起きないとは限らない。非常食の常備や調理など災害対応」の重要性も強調した。
同年度事業計画には「郷土の味」の活用や機関紙「のびる」発行の自主事業をはじめ、日本食生活助成や県、かごしま口腔保健協会などの諸委託事業を掲げた。