通学路の安全を点検する奄美市通学路安全推進会議の委員ら
安全確保へ対策検討 推進会議
奄美市通学路交通安全推進会議は6日、市内小中学校の通学路で危険箇所の点検を始めた。参加者は約12人。要望のあった見通しの悪い道路や横断歩道などを現地で確かめ、登下校時の子どもの安全確保に向けて対策を検討した。
推進会議委員は奄美署、県大島支庁、市教育委員会、市スクールガード・リーダーなどで構成され、学校関係者や地域自治会らが校区内の安全点検を実施。合同点検は、市で策定した通学路交通安全プログラムに基づいて定期的に実施されている。
6日は、住用小、奄美小、金久中、小宿中校区内の4か所の点検にあたった。奄美小の通学路では、春日保育所から小春通り(小俣集会所前の橋)に合流する交差点の危険度を分析した。
「左側に児童がいる場合、橋桁の陰になり見えないことがある」「橋桁の所が低くなっているため、低学年児童などは見えない状況」などの現状に対する意見があった。
参加者らは対策として「外側線が消えているのでひいたらどうか」「止まれのシールを貼ったら」「看板を立てたら」などの意見を出した。
同市教委の坂元克己指導主事は「現場に行ってみないと分からないことがある。子ども目線で検討していきたい」と話した。
7日は、笠利地区で実施を予定。笠利中、宇宿小、緑が丘小、手花部小校区内の通学路4か所で行う。