天城町立北中学校第16回卒生の喜寿全国同窓会(会場での記念写真)
バスツアーによる観光名所巡りも行われた(いずれも提供写真)
1964(昭和39)年に天城町立北中学校を卒業した第16回卒生が77歳の喜寿を祝い全国同窓会を先月、京都で開いた。参加者は懐かしい旧友や同級生との再会を喜び合い、なかには60年ぶりの再会も。国内を代表する観光名所巡りも楽しんだ。
開催したのは5月8日。全国同窓会の事務局を務めた元田宣久さんによると、団塊の世代で当時の北中は4~5クラスあったという。関東、関西、鹿児島、奄美大島、地元の徳之島とそれぞれの地区に1人ずつ幹事を配置。LINEグループで連絡を取り合うなど同窓の絆を大切にしている。住所や氏名が把握できている113人に全国同窓会の案内書を送付。都ホテルでの開催に参加したのは約40人だった。
開催にあたり45人の物故者に1分間黙とう、物故者をしのんだ後、事務局の元田さんがあいさつ、松原出身で元官僚の稲村公望さんが祝辞を述べた。司会進行は関東地区幹事の西一徳さんが務め、各テーブルで西さんが指名しての近況報告、乾杯と続いた。乾杯の音頭は地元から駆け付けた榮貢一郎さんが行った。差し入れられた「北中39年卒 祝喜寿同窓会」のラベル入り黒糖焼酎を酌み交わしながら昔話に花を咲かせた。
元田さんは「長く忘れかけていた懐かしい旧友らとの再会により当時を思い出し感激に浸った。大いに盛り上がり楽しい至福のひと時を過ごすことができた」、西さんは「最後は母校・北中の校歌を合唱し六調で締めくくった。午後6時からの3時間、とても有意義で楽しく、にぎやかにすてきな時間を過ごせた」とそれぞれ振り返った。
二日目はバスツアーで京都市内を観光。平安神宮や二条城、渡月橋など名所を巡った。元田さんは「前回の全国同窓会は6年前で、この時も千年余りの政治・文化の中心だった京都で開催した。場所的に南から集まりやすく、何よりも観光名所が多いから喜んでもらえる」と語った。