朝日が2年連続金賞

(上から)南九州大会吹奏楽コンテストで金賞受賞した朝日中と銀賞受賞の与論高(提供写真)

与論高は銀賞
両校にきらめき賞も 南九州小編成吹奏楽コンテスト

 第20回南九州小編成吹奏楽コンテスト(県吹奏楽連盟など主催)が11日、鹿児島市のカクイックス交流センター(かごしま県民交流センター)であった。奄美関係では中学生の部で朝日中吹奏楽部(安留愛顧問、部員19人)が2年連続金賞を受賞し、高校では与論高吹奏楽部(堀之内拓郎顧問、部員11人)が銀賞となった。また、両校は印象に残る演奏をした個人・パートに贈られる「きらめき賞」を朝日中のテナーサックス担当の田代紗雪さん(13)、与論高では打楽器担当の林空莉亜さん(17)、橋本紗さん(16)がそれぞれ表彰された。

 大会には中高生の少人数(20人以下)を対象に鹿児島・沖縄・宮崎・沖縄の県予選を勝ち抜いた計24団体が出場した。

 朝日中吹奏楽部は7月の県吹奏楽コンテストで演奏した「~能『桜川』の物語によるラプソディ~」に加えて、「フォスター・ラプソディー」の2曲を演奏した。盛哲平部長(15)は「最優秀賞ではなかったのは悔しいけれど、2年連続での金賞を受賞できてよかった。12分という時間の中でみんなが最後まで楽しい演奏ができた」と語り、きらめき賞を受賞した田代さん(2年)は「ソロを吹かせてもらえる場面が多く、何度も練習してきたのでその成果が認められたのがうれしかった」と語った。

 与論高校は「リバーダンス」と「キボウノカゼ」の2曲を演奏。
打楽器担当の林空莉亜さん(17)橋本紗さん(16)がきらめき賞を賞した。
 松井美海部長(17) は「コンテスト当日は午後からということもあり、声出しや円陣を組んだりして士気を上げた。本番では2曲とも今持てる力のすべてを全力で出し切った」と振り返り、「3年生が引退すると部員が1年生4人だけになる。できる限りサポートしていきたい」と語った。

 きらめき賞を受賞した林さん(3年)は「いつも通りの練習の成果を120%発揮し、曲に応じた表現を身体でも見せることができた」、橋本さん(1年)は「吹奏楽を初めてまだ4か月。演奏を楽しめたと同時にこのような賞までいただいて驚いている。3年生の引退後、部員は少なくなるが、力を合わせていい音色を届けたい」とそれぞれ語った。