徳之島高体育大会&樟南二高体育祭

徳之島高体育大会&樟南二高体育祭

雨天下で種目半減で決行した徳之島高体育大会(上)と、樟南二高体育祭=9日

雨天はねのけ高校時代の思い出刻む

 【徳之島】徳之島高校(立石賢二校長、285人)=徳之島町=の第13回体育大会と、樟南第二高校(牧園弘光校長、生徒数303人)=天城町=の第53回体育祭は9日開かれた。徳之島高会場は局地的な激しい雨で競技種目の半減を余儀なくされたが、両校それぞれに青春のパワーを弾けさせ、高校時代の思い出を刻み合った。

 徳之島高の開会式では、全校生徒を代表して男子バスケットボール部久林巧弥主将と女子バレーボール部奥山彩奈主将がそろって元気よく選手宣誓。だが、土砂災害警報発表下での時間を遅らせての開会式の直後、激しい雨に見舞われ、全校生徒による再三のグラウンド整備を余儀なくされた。

 競技開始も午前11時以降にずれ込み、プログラム23種目を11種目に絞り込んで決行。悪天候下ながらもエイサー演舞(2年)やフォークダンス(3年)、長縄跳び(1年生)などの学年種目、百足(むかで)リレーなどを優先して思い出を刻んだ。

 樟南二高体育祭の大会スローガンは「不撓不屈(ふとうふくつ)~自分を信じて真向勝負~」。開会式では生徒を代表して小川優香さん(3年)=生徒会長=のあいさつ、琉大志さん(同)が力強く選手宣誓を行った。

 同校会場も早朝の雨の影響が残ったが、第1種目の「全体応援」でボルテージを高め、学年別対抗の100㍍走や百足リレー、「天下の名勝負」(綱引き)などに熱戦を展開。今年は、軽自動車へタイヤを装着してチーム全員で車両後部から押して速さを競う工業科学年対抗の新種目「ピットイン」も加わり関心を集めるなど、全19種目を予定通り消化した。