留学生9人が入校

4月度入学式では、9人の留学生に入学許可証が手渡された

ベトナム、ネパール、モンゴルから来島
カケハシインターナショナルスクール

 奄美市名瀬小浜町の日本語学校「カケハシインターナショナルスクール奄美校」(浜崎幸生理事長)は25日、同校内で2019年4月度入学式を開いた。日本語習得を目的にベトナム、ネパール、モンゴルの留学生9人の入学を許可。学生は奄美で生活を送りながら、地域の様々な文化体験や国際交流など授業活動を予定している。

 同校は15年秋、奄美群島初の日本語学校として開校。主にアジア圏の外国人を募集し、入校実績は延べ8カ国という。入学時期を4月(2年コース)、10月(1年半コース)に分け、それぞれカリキュラムを用意。2年コースは年間1520時間となっている。

 式では今期入学する留学生が出席。浜崎理事長は「治安が良い奄美は教育環境として最適。1日も早く生活に馴染み、勉学に取り組んでほしい」と激励。留学生一人ひとりに、入学許可証を手渡した。

 将来、法律関係の道に進みたいというモンゴルのガンフ・ヤグ・トゥシンザヤさん(25)は新入学生を代表して「海がきれいな奄美で、早く日本語が上達できるよう勉強に取り組む」と意欲を述べた。

 今回ベトナムから留学したグェン・チ・ティンさん(20)は「観光ガイドの仕事に就きたい。今後、東京や大阪で就職できたらいい」と抱負。奄美の印象については、「まだ生活に慣れていないけれど、いろんなことを頑張りたい」と笑顔を見せた。