子ども達が高齢者施設にマスク届ける

しらゆりの園の山岸施設長ら(左側)にマスクを手渡す子ども達(右側)=和泊町=

和泊字子ども育成会
休校期間活用して制作

【沖永良部】和泊字子ども育成会(弘野美咲会長)が23日、和泊町の社会福祉法人黒潮会特別養護老人ホームしらゆりの園(山岸祐子施設長)に布マスク70枚を届けた。新型コロナウイルスの感染拡大予防で休校していた期間を利用して、子ども達が手作りした。

同会で毎年実施しているボランティア活動の一環。今年は、休校期間中(4月22日から5月6日まで)に自宅で出来る「マスク作り」を選んだ。

作り方はインターネットで調べ、家にある材料で制作した。浴衣や紅型模様の生地のほか、フェルト素材のマスクなど種類はさまざま。大人用70枚と子ども用33枚ができた。

この日は、育成会のメンバーで和泊小学校6年生11人とその保護者らが施設を訪れた。感染症の拡大予防のため屋外で贈呈式を行った。

マスクを受け取った山岸施設長は「本当に感謝。入所者もこのマスクでもっと長生きできる」と笑顔で話した。
和小6年の松瀬真甫さん(11)は「新型コロナウイルスに負けないで欲しいと思いながら作った。喜んでくれてうれしい」と語った。

子ども用マスクは後日、和泊幼稚園に届ける。