奄美市転入教職員合同着任式

学校ごとに転入教職員らのあいさつも行われた

新任地での教育決意新た

 奄美市の2016年度転入教職員合同着任式が8日、同市名瀬の奄美文化センターであった。出席した教職員らは新任地での学校生活や子どもたちとの新たな出会いに期待するとともに、地域と連携した学校教育の推進に向けて決意を新たにした。

 式辞で要田憲雄教育長は「私は真の学校教育は地域との連携なしには推進できないと考えている。先生たちには日頃から地域に積極的に出かけて、地域の人たちとの絆を深めていただきたい」と呼びかけ。「一日も早く学校や地域に慣れ、子どもたちと楽しく過ごせるよう祈念します」とエールを送った。

 転入教職員を代表し、奄美小の山下愛教諭が、「教育を通じて国民全体に奉仕する教育公務員の職務と、その責任の特殊性を深く自覚し、誠実かつ公正に職務を執行することを固く誓う」などと宣誓。

 芦花部小・中の加塩和宏校長は「奄美市に来て感じるのは住みやすく、自然に囲まれた素晴らしいまちということ。“風光明媚”との言葉がぴったり」と新たな生活に胸を躍らせるとともに、「学校の充実のためには地域の力が不可欠。力を借りるには地域を知ること。早く地域を熟知し、地域に馴染み、とけ込んでいけるよう日々努力していきたい」と抱負も述べた。

 着任式では奄美市市制10年の歩みの紹介映像や、島唄による歓迎があったほか、同市教委の元野弘・学校教育課長補佐が「共に生きる教育~あまみの子どもたちを光に~」を基本方針とする市の教育について講話した。

 同市教委によると3月で94人の教職員が転出し、新年度は新たに95人が転入した。