議員が率先を!

美化奉仕作業に汗を流す徳之島3町の議員たち=4日、伊仙町犬田布岬公園

徳之島3町議員連 合同美化奉仕に汗

 【徳之島】徳之島三カ町議会議員連絡協議会(福岡兵八郎会長)の今年度第1回美化奉仕活動が4日、伊仙町の景勝地・犬田布岬公園であった。同地では7日、皇族臨席による「第50回戦艦大和を旗艦とする特攻艦隊戦没将士慰霊祭」(同実行委員会主催)を予定。自治体間の枠を越えて汗を流し合った。

 合同の同奉仕活動は「島は1つの取り組みを」と2年前、伊仙町の同岬公園から開始。トライアスロンの主会場(天城町総合運動公園)、海の玄関・亀徳新港(徳之島町)など各町会場を持ち回りで年間3回取り組んでいる。

 4日午前10時、草刈り機やかま、ほうきなど掃除道具を手にした各町議や事務局職員、地元町職員ら約45人が参加。絶好の快晴下、遊歩道沿いの除草や植え込みのせん定作業などに約2時間汗を流した。

 同議員連絡協の福岡会長(63)=徳之島町議長=は「国立公園指定に次ぐ世界自然遺産登録は、島にとって大きな追い風。だが住民の意識改革が重要で、議員が率先して美化奉仕活動に取り組み、他の団体にも波及させる必要がある」と強調。5月末は徳之島町金見―手々の県道や海岸線、6月は天城町総合運動公園を計画している。