町出産祝い金も増額。子育て支援に笑顔が広がった=26日、天城町役場
「不自由のない子育てに」
支援充実に笑顔
【徳之島】天城町「出産祝い金」の2018年度上半期対象者16組に対する贈呈式が26日、同町役場であった。「子育てしやすい町づくり」への少子化対策の一環で17年度からは支給額をアップ。対象者の1人は、保育料や中学生までの医療費自己負担無償化など子育て支援も挙げ、「不自由なく子育てをしています」と感謝していた。
天城町は、少子化対策・子育て支援の一環で、町立保育所の保育料を実質無料化(諸納税完納世帯対象)に加え、17年度からは町出産祝い金支給額を増額し、未就学児までが対象だった医療助成(窓口自己負担分無償)も中学3年生まで拡大している。
出産祝い金は、従来の支給額は▽第1、2子各5万円▽第3~5子各10万円▽第6子50万円。17年4月以降は、▽第1子5万円▽第2子10万円▽第3子以降10万円ずつ加算(例・第4子30万円、第5子40万円)▽第6子以降50万円に改めた。
贈呈式には14組の母子が出席。島外出張の町長に代わって米村巌総務課長が一組ずつに贈呈。町内の14年度出生児数29人弱から15年度は倍近い48人、16年度は49人、17年度は55人に増加したことも説明し、「子どもは天城町の宝。子育てのしやすい天城町づくりを進めたい」と祝福。
第5子の子宝・杏華(きょうか)ちゃん(1・5カ月)と参加した安尾さやかさん(35)は「とてもありがたい。家族も多く、成長に伴ってお金も必要になるので将来の学資に備えたい。子育てもしやすい環境。(上の子3人が通う)保育所も無料。あまり不自由もなく子育てをさせていただいています」と感謝していた。