向井校長から卒業証書を受け取った卒業生ら
67人、専門職として一歩踏み出す
「プロとして社会貢献を」
奄美市名瀬の奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)の第22回卒業式が5日、同校サングリーンホールであった。卒業生67人が保護者や教職員らの祝福を胸に、専門職として次の一歩を踏み出した。
式では一人一人の名前が呼ばれ、各学科代表者に卒業証書を授与。向井校長は「学んだことを基礎にしながら、柔軟に対応することが、良い人間関係を築く上で大切。これからも努力を重ね着実に前進し、専門職として大成することを祈っている」とはなむけの言葉を贈った。
在校生を代表し、看護学科2年の稲福繁男さんは「卒業生の皆さまが培った伝統を受け継ぎ、悔いのない学校生活を送るために、一層努力したい」と送辞。卒業生代表の富美沙紀さん(医療秘書学科)は「目標に向って努力することで、結果が必ずついてくるということを後輩の皆さんに伝えたい。こうして晴れの舞台に立てたのも先生方、実習先の皆さま、仲間や家族のおかげ。自分の進む道のプロとして全力を尽くし、社会に貢献したい」と語った。
また、こども・かいご福祉学科の持原明里さんは「一人一人、なりたい自分を目指し次の一歩を踏み出す。お父さん、お母さん、ありがとうございました」と保護者への感謝の言葉を述べた。
同校の今年の卒業生は▽看護学科39人▽こども・かいご福祉学科14人▽調理師養成学科9人▽医療秘書学科5人。それぞれ島内外の医療機関や介護施設などへの就職が決まっている。