「人権の花」ヒマワリの種を植える西阿木名小中の子どもたち=21日、天城町
天城町西阿木名小中を「人権の花」運動指定
【徳之島】今年度「人権の花」運動指定校の開校式が21日、天城町の西阿木名小中学校(田川俊一校長、児童生徒23人)であった。子どもたちは「ユイの精神」にも共通した人権尊重の話を聴いた後、ヒマワリの種を植え、「やさしい心・思いやりの心・感謝する心」も育てることを決意した。
同運動は、鹿児島地方法務局と県人権擁護委員連合会が人権尊重思想の普及高揚のため1985年度から県内小を対象に開始。07年度からは各地方公共団体とも連携して進めている。
開校式で田川校長は「きれいな花ときれいな心を育てよう。人権尊重のユイの心で、自分も友だちも大切に。心の中にきれいな花を咲かせて地域にも広げよう」とあいさつ。町人権擁護委員の德田美智代さんが児童生徒の代表にヒマワリの種を手渡し、友野みどり委員が運動の趣旨を分りやすく説明。
児童生徒を代表して阪野啓太君(6年生)が「ぼくたちの学校は、男女仲良くみんなで助け合える学校。言葉で相手を悲しませることも分かった。人権の花ヒマワリのように元気で明るく学校生活を送り、みんなで大事に育てます」と決意を紹介。
法務局からの人権イメージキャラクターマスコットの贈呈に続き、全員で育苗ポットに種を植えた。
町当局や町人権擁護委員によると、同校を皮切りに町内の全小中学校にも種を配布し、人権の花運動を全町に拡大するという。