首都圏への徳之島町インターンシップ教育事業出発式=19日朝、徳之島空港
「夢を見つけるヒントに」
首都圏で職場・学習・交流体験
【徳之島】中高生が首都圏の職場や学習塾、青少年交流など体験を行う第1回「徳之島町インターンシップ教育事業」の出発式が19日、徳之島空港であった。町当局側の「体験を通してグローバルな人間に」など激励に、派遣生らは「体験を通して将来の夢を見つけるヒントにしたい」と抱負を語った。
同町は今年度、将来を担う人材育成などを目標に青少年国際交流事業(米国オレゴン州を中心に約2週間実施)を22年ぶりに復活。併せて新規に、町内の中高生が望ましい勤労観と豊かな職業観を育み、夢に向かって挑戦する子どもの育成に―などを目標に、首都圏でのインターンシップ教育事業をスタート。
公募した第1回派遣生はジュニアリーダー研修生など含め計10人(高校生7人、中学生3人)。国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区代々木)を宿舎に、日程は19~24日まで5泊6日間の予定。
会社訪問・職場体験学習では、サイバーエージェント子会社で子ども向けプログラミング教育などICT関連や、動物園、有名製菓会社、民放テレビ放送局、千葉地方検察庁などを計画。予備校・塾学習では中3~高2の各学年別学習を体験する。交流事業では神奈川県内の中高生との交流―などを計画している。
出発式で、高岡秀規町長は「社会人になる過程で、いろんな人と出会って学ぶことが大事。相手を認めて初めて学ぶ心も生まれる。今回の体験を通してグローバルな人間に」。参加者の大勝彩香さんと琉子桃香さん(徳之島高2年生)は「将来、社会に出た時に、企業で体験したことなどを生かしたい。将来の夢を見つけるヒントになればと思う」と目を輝かせた。