一部児童の預かり再開

保護者からの相談を受けて4日以降、一部児童の預かりを再開した龍郷町放課後児童クラブ(瀬留の専用施設)

 

保護者の相談受け対応
龍郷町放課後児童クラブ

 

 龍郷町は、新型コロナウイルス感染防止対策として、3月3~15日の間、町内4カ所の町放課後児童クラブ(学童保育)の閉所を決めたが、保護者からの相談を受け、一人で自宅で留守番ができない小学校低学年児童など一部児童の預かりを今月4日から再開した。

 町内には大勝(専用施設)、瀬留(同)、赤徳(カトリック赤尾木教会の施設を借用)、秋名の4放課後児童クラブがある。保健福祉課によると、保護者を対象とした「相談受付簿」を作成し、保護者に「相談受付簿」項目に記入してもらい、4クラブ支援員を通じて役場に上げてもらった。

 それを受けて、今月3日、役場幹部を中心とした「第3回新型コロナウイルス感染症対策連絡会議」を開き、一部児童の預かり再開を決定した。預かりを再開した一部児童は、共働き世帯、一人親世帯、休みを取れない保護者の世帯など子どもを自宅で見守ることが困難な家庭が対象。

 保健福祉課によると、大勝と瀬留がそれぞれ4日から、赤徳が5日から一部児童の預かりを再開。大勝は5~6人、瀬留は14~15人、赤徳が2~3人前後預かっている。秋名は1人土曜日の預かり希望があり、瀬留で対応している。瀬留では、10人以上の預かりがある場合には、児童を2グループに分けて瀬留専用施設と龍瀬小学校体育館で預かっている。

 預かり時間は、午前8時~午後6時。支援員は2~4人体制で児童を見守っている。

 赤徳の支援員によると、「11日以降預かる人数が増える予定」。

 保健福祉課は「国からの情報を入手しながら対応していく」としている。