休校22日まで延長

新型コロナウイルス感染の予防対策などについて協議した奄美市の連絡会議

奄美市感染症情報連絡会議
16日の臨時登校21校で実施

 奄美市は12日、第4回新型コロナウイルス感染症情報連絡会議を開き、感染症対策の現状などについて話し合った。市教育委員会は、県教育委員会が県立学校の休校期間を25日まで延長したことに伴う市内小中学校の対応について、22日まで休校期間を延長することなどを報告。16日については、各学校の判断による臨時登校日とし、市内の小中学校28校(併設含む)のうち21校で実施することになった。

 臨時登校を実施しないのは、名瀬地区が崎原小中、笠利地区が笠利中、芦花部小中、住用地区が住用中、住用小、東城小中、市小中の計7校で、それ以外の21校で臨時登校が行われる。臨時登校では、校内での滞在時間を約2時間程度に限定、休校期間中の過ごし方などに関する連絡などにとどめ、学校全体での集会などは実施しない。給食の提供も行わない。

 市教委は、発熱や咳などの症状がある場合は無理に登校しないよう呼び掛けており、登校しない場合も欠席扱いにはならない。

 23日以降については、午前中のみの授業とし、給食の提供は行う。24日の小学校卒業式については、規模を縮小して予定通り実施。異動教諭の離任式については、各学校の判断に任せているが、25日の修了式で行うなど柔軟な対応を呼び掛けている。

 奄美文化センターや市立博物館など学校以外の公共施設については、休校期間の延長同様に、22日まで休館期間を延長する。一方で、市内の公民館および分館(名瀬、金久、伊津部、四谷、笠利、住用)6施設については、16日から図書の貸出業務のみ実施することになった。スポーツ施設は合宿の受け入れのみとした。

 学童保育については、休校延長に伴い、午前8時からの受け入れ態勢の継続を要請、教員などによる学習支援や学校施設の利用など、サポート体制を維持することにしている。

 また、学童保育施設以外の児童の学校での受け入れ状況についても報告があり、4日~11日までの土日を除く6日間で105人の利用があった。