感染症対策で到着口にサーモグラフィーを設置する奄美空港
新型コロナ対策
23日に設置へ
新型コロナウイルス感染症の拡大防止として、県は19日、奄美市笠利町の奄美空港など管理する3空港・港湾施設にサーモグラフィー(検温)のシステムを設置し、搭乗客の体表温チェックを行う取り組みを発表した。温度が高めの乗客に保健所への相談を促すなど防止策を図る。奄美空港では23日から開始する。
県が示した新型コロナの緊急対策方針の中で、離島の空港と港湾の対応を挙げていた。対象は奄美空港、屋久島空港、西之表港。特に観光客など入込が多い施設を選定したという。
奄美空港の到着口では、県職員と空港職員が到着した乗客の体表面の温度を検知するスクリーニングを実施。感染症の拡大・予防の徹底を図る。期間中は、従来通りアルコール消毒液の設置やマスク着用の励行、ポスターによる注意啓発を行う。
離島は県本土に比べ医療体制が整っていない面があるため、県港湾空港課は今回の対策を重視。「まずは水際での注意喚起につとめたい」として来島者に協力を呼び掛けていく考えだ。