町内20カ所に設置を完了した「龍郷町集落観光案内板」
「地域資源を伝える」
龍郷町
龍郷町は、2019年度計画で「龍郷町集落観光案内板整備事業」によって町内20集落に20基の案内板製作・設置を進めてきたが、3月27日までに町、県の完成検査を終え、設置が完了した。総事業費は1292万9400円。
奄美群島成長戦略推進交付金の交付(国2分の1補助)を受けて整備。交付金事業の概要では「集落ごとの地域資源を伝える観光案内板の整備等を実施し、域内交流人口の拡大と観光客の受け入れ体制の充実を図る」としている。
看板の大きさは、縦1・5㍍、横2・5㍍。龍郷集落の案内板には、上部に「わきゃシマの宝 龍郷集落」の文字と、龍のイラストが描かれている。中央部右側に集落案内地図(名所、旧跡、石碑などの場所)、左側に村全体の地図(名所、旧跡、観光地、伝統行事など記載)があり、下部に①西郷南洲流謫跡②島のブルース歌碑③笹森儀助 島司の顕彰碑④西郷2番目の潜居地・西郷菊次郎生誕地⑤仏像墓―の写真と説明が記されている。
町企画観光課によると、各集落の区長や集落民数人に集まってもらい、案内板に載せる名所、旧跡、観光地など地域資源について意見や要望を聞き、案内板を製作したという。
案内板は、集落近くの国道、県道、町道沿いなど目立つ場所に設置されている。