朝日中・あまみっ子すこやかプログラム

マスクをつけ、間隔を開けて見学する生徒ら

人気の「USA」ダンスを披露

ぶっつけ本番の大縄跳びで団結力をアピール

工夫して行事開催
太陽の下 新学期の出会い
ダンスや劇を披露

 奄美市名瀬の朝日中学校(夏迫満弘校長)で14日、「あまみっ子すこやかプログラム」が行われた。新学期を機にクラスの交流を深め、団結を図る行事。生徒らはクラスごとにダンスや歌、劇などを披露し、校庭は生徒らの笑いに包まれた。

 同プログラムは市教育委員会が推進するもので、生徒らの交流を深めることを目的とする。本来は体育館でふれあいを伴うゲーム等を行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響により校庭で実施。内容も各クラス紹介となった。

 当日はマスクを着用した全校生徒が間隔を開けて校庭に集合し、会場に設置されたステージで各クラスの紹介が行われた。生徒らはクイズ、ダンス、歌、劇など思い思いの手段で自分たちのクラスをアピール。団結力を示すため、大縄跳びや以心伝心ゲームに挑戦するクラスも。
 ダンスや歌では見学している生徒からも手拍子が起こり、大縄跳びが成功した時には大きな歓声が上がった。

 担当の大久保翼教諭によると、企画から練習まですべて生徒たちの自主性にゆだねられており、教諭らも発表内容を知らなかったため楽しみにしていたという。生徒らは休み時間や放課後を使って事前準備をして臨んだ。

 今年が初めての試みで、新型コロナウイルスの影響もあったが、生徒らのやる気を尊重した。実施できるよう教諭らは試行錯誤して予防策を考えたという。夏迫校長は「晴天に恵まれて良かった。コロナ流行の中、行事は中止・縮小となりがちだが、工夫して実施できるようにしたい」と話した。

 開会行事を担当した3年生の栄将虎君は「短い練習期間だったが、みんな精いっぱい練習して臨んでいた」と振り返った。閉会後は生徒らが楽しみにしていた給食の時間で、生徒らは準備のため一目散に校舎に戻っていった。