布マスク作成協力者60人超

14日午前に届けられた布マスクを手にする保健福祉課の満永たまよ課長(右)と職員

20日、買い上げ一次締め切り 対象「町民に限る」
龍郷町

 龍郷町は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の一環として、10日から町民に「布マスク作り」への協力を呼び掛け、応募期限の12日までに各集落駐在員(区長)への連絡を要請した。保健福祉課によると、14日午前現在、作成に協力する意向を連絡してきた町民は62人だったが、代表(数人で作成作業)による連絡もあったため、協力者は62人を超える見込み。布マスクが出来上がったら駐在員または役場の保健福祉課に届ける。届ける一次締め切りは20日に設定。出来上がった布マスクは町が買い上げる。買い上げ対象は、町民に限る。買い上げ料は1枚200円(材料代込み)。20日以降、町民へ無料配布(1人2枚)を予定している。

 作成目標数は、1万2千枚。型紙を全戸配布した。

 保健福祉課によると、防災行政無線、町のホームページ(HP)、集落放送、チラシ、「エムエムたつごう」で作成協力を呼び掛けた。HPでは「新型コロナウイルス感染拡大が心配される中、使い捨てマスクが不足しており、供給が見込めない状況。町として『布マスク』利用を推進するため、布マスクの買い取りを行うことにし、作成について町民の皆さまのご協力をお願いすることにした。裁縫が得意な人はぜひご協力をお願いします」と呼び掛けた。

 保健福祉課は①出来上がった布マスクは、直接役場に届けるか、駐在員、代理人によって届けてほしい②町外や島外からの問い合わせも来ている。買い上げ対象は龍郷町民に限る③新型コロナウイルス感染防止の観点から、グループで作成作業する場合、少人数で行ってほしい。注意を―と呼び掛けている。

 14日午前、出来上がった布マスク20枚を役場に届けた町民もいたという。

 「配布方法などは検討中」「今後、立体型の布マスク作成のお願いなど検討している」(保健福祉課)。

 問い合わせは、保健福祉課電話69―4514へ。