スポーツマスク販売開始

「スポーツマスク」を手に販売開始を報告する園田会長(右)ら

子どもに無償提供も
アイズ・カンパニー

 スポーツウエア製造などを手掛ける奄美市名瀬の「㈱アイズ・カンパニー」(園田明会長)は17日、洗って繰り返し使えるオリジナルマスク「スポーツマスク」の販売を開始した。伸縮素材を使うなどスポーツブランドならではのアイデア商品で、収益の一部は、子ども用マスクの無償提供にも充てる。園田会長は「気持ちを一つに今、私たちにできることを考えた。たくさんの子どもたちにも元気を届ける商品になれば」と意気込んだ。

 同社はこれまでマスクは製造していなかったが、園田会長が地域貢献の一環として製造を決断。先月からタイ工場のウエア生産ラインをマスク製造に切り替え、一日4千枚を製造している。

 素材は、伸び縮み可能なポリエステル地で、長時間の装着でも快適な立体設計を採用。▽抗菌作用▽撥水=はっすい=工▽UVカット機能▽ホルムアルデヒドフリーなどの特徴を備え、30回まで洗える。

 デザインは、ワンポイントロゴが入ったシンプルな無地タイプで3色・4サイズを用意。1枚800円(税込み)で、公式のオンラインショップで購入できる。

 販売開始時刻の午後0時、奄美市名瀬の大島支庁記者クラブで園田会長が会見し、一部収益を子ども用マスクの製造に充てることも表明。〝スポーツを通じて日本の未来を元気にする〟の企業理念を掲げ、「子どもたちが外で安心して遊ぶために届けていきたい」と抱負を語った。

 対象者は、保育園から中学生まで。5月初旬を目途に、奄美群島内から配布を始め、全国にも広げていく。