秋名・幾里 マコモ植え付け完了

マコモの水田を前に笑顔を見せる窪田圭喜さん(右)と、龍宮省三さん(左)

多岐に渡って使用可能
「多くの人 休耕田使って」

 4月中盤、龍郷町秋名・幾里地区では、マコモの植え付けが完了した。マコモは肥大した新芽(マコモダケ)を始め、葉の部分はお茶やしめ縄など、多岐に渡って使用することが出来る。同地区で7年前からマコモを栽培している窪田圭喜さん(79)は「同じ水田を使うコメと比較しても栽培しやすく、商品価格も高い。多くの人に休耕田を利用してもらいたい」と話す。

 実際にこの2~3年の間にマコモの水田は2㌶から4㌶と、倍に増えた。栽培する人は県外からの移住者も多いという。

 秋幾農作業受託組合の組合長、龍宮省三さん(70)は、「現在同地区で育てているマコモの品種は『一点紅』。来年に新しい品種を栽培する計画がある」と語る。その品種は「一点紅」より収穫が10日~1週間ほどずれる。そのため収穫後の長期保存が困難なマコモを長期間にわたり販売することができるそうだ。

 マコモの保存方法の一つとして冷凍がある。「冷凍する前にあらかじめカットしておき、熱湯に凍ったままのものを入れて解凍すると食感が変わらず食べられる。おすすめの調理法は天ぷら。その他にもみそ汁や炒め物、新鮮なものはサラダに入れたり丸ごとホイル焼きにしても美味しいですよ」(窪田さん)。冷凍したマコモは1年ほどもつという。

 また窪田さんは「葉も茎も無駄なく使えるマコモを利用した地域活性の可能性はたくさんある。少しでも多くの人に魅力を知ってもらえたら」とマコモの今後に期待を込めた。