5月10日は「母の日」。奄美市名瀬長浜町のフラワーショップさと長浜店では、鮮やかな赤やピンクのカーネーションが店頭を彩っている。今年は新型コロナウイルスの影響で輸入量減量などに見舞われながらも、手ごろな価格の鉢植えやフラワーアレンジメントが母たちに贈られるのを待っている。
フラワーギフトを販売する㈱日比谷花壇ホームページによると、母の日にカーネーションを贈る習慣は1907年、アメリカで始まった。アンナ・ジャービスという女性が亡き母をしのんでカーネーションを配布したのが起源とされている。
フラワーショップさと長浜店では、カーネーションの切り花1本から販売。里祐司代表のイチ押しギフト商品は、色とりどりのバラやカーネーションに「おかあさんありがとう」のメッセージを添えたフラワーアレンジメント=写真1=。
当初、今年は新型コロナウイルスの影響でカーネーションが値下がりすると見られていた。しかし、実際には飛行機の減便で輸入花きが少なくなり、国産ものが値上がり傾向。切り花1本が税込150円。
同店は6日まで営業を自粛しており、母の日に向け、2日間で大急ぎで商品を揃えたという。全国的にイベントが減少したことで、通常高いコチョウランなどの花が安価で購入できる傾向にあるという。
9日、同店では女性客などがギフト商品を購入していた。カーネーションの値上がり傾向を受け、手ごろな価格の鉢ものが人気。売れ筋は赤いカーネーションの鉢植え=写真2=(税込1500円)。こちらにも母への感謝のメッセージが添えられている。
他にも、動物をかたどったフラワーアレンジメントなど、多彩なギフト商品が用意されている。10日は花屋に立ち寄って、花を購入してみてはいかがだろうか。