龍郷町地域おこし協力隊

龍郷町地域おこし協力隊に着任した(左から)森まゆみさん、間弓祐次郎さん

空き家バンク運営、移住相談
森さん、間弓さん着任

 龍郷町地域おこし協力隊着任式(辞令交付式)が13日、役場会議室であり、竹田泰典町長から新規隊員の森まゆみさん(40)=福岡県出身=、間弓祐次郎さん(43)=茨城県出身=の2人に辞令を交付した。着任日は5月1日、任期は3年。空き家バンク運営、空き家対策、移住相談窓口の立ち上げと運営活動などを担当する。

 着任式で竹田町長は「都会で育んだものや考え方、これまで培ってきた経験を生かして龍郷町の活性化に努めてほしい」と述べ、2人の今後の活動に期待した。

 森さんは円集落、間弓さんは安木屋場集落に居住。町が今年3月に整備し、指定管理者の一般社団法人Emore秋名が運営する「荒波龍美館~荒波のやどり」の一室に設置された事務所を拠点に活動する。

 活動の具体的内容は▽空き家バンク運営=サービス内容の見直し、空き家登録件数の向上、物件紹介、空き家利活用の研究、空き家対策の啓もう活動▽空き家対策協議会への参加=空き家バンクの運営状況報告、空き家施策の提言▽移住相談窓口の立ち上げと運営=移住相談対応、移住相談サービスの企画・運営、移住関連情報の収集・発信、移住施策の企画提案―など。

 森さんは「ゆったりとした雰囲気の龍郷町で役に立ちたい。シマのことを学び、ゆっくり準備していく」、間弓さんは「(東京で)不動産会社に勤務していた経験を少しずつ生かしたい。地元の歴史等を学び、島外の人々へ良いところを発信することに尽力したい」とそれぞれ抱負を述べた。