共同チラシで飲食業者を応援

町内の飲食業者への応援を呼び掛ける企画観光課職員(提供写真)

「おうちで食べよう!」
持ち帰り、宅配PR 龍郷町、緊急経済対策の一環

 「おうちで食べよう」―。龍郷町は今月、町独自の緊急経済対策の一環として「テイクアウト(持ち帰り)・デリバリー(宅配)支援広告掲載」を計画した。30飲食業者の弁当や料理写真、価格などを載せた共同広告チラシを作成し、地元新聞2紙の折り込みを活用して25日に龍郷町内、奄美市笠利町、同市名瀬上方地区に配ってPR、飲食業者を応援した。共同広告チラシは、町のホームページ(HP)にも掲載している。

 町は、新型コロナウイルス対策について、町議会、町商工会から要望書提出を受けたほか、庁内で各種支援策の協議を重ねた。そして町独自の支援策などを盛り込んだ一般会計補正予算を編成し、20日に開かれた臨時議会で可決された。今回の「テイクアウト・デリバリー支援広告掲載」もその支援策の一つ。

 町企画観光課によると、町地域おこし協力隊の辰巳奈緒子さんが飲食業者を回り、必要な情報や写真を収集、同課職員が協力してチラシをまとめた。

 A3用紙のチラシには、テイクアウト・デリバリーの二つを行う3業者、テイクアウトを行う27業者を掲載。▽業者名と電話番号、住所、営業日(定休日)、営業時間▽弁当や料理の写真▽弁当や料理の種類と価格▽ラストオーダー時間―などを載せている。

 HPでは「町内のお店を応援するため、お店情報をまとめた。テイクアウトの際は電話予約するとスムーズです。新しい生活様式、スタートしましょう」と呼び掛けている。
 チラシは、「広報たつごう」にも掲載した。

    ◇

 町は、飲食業者等への支援策として「テイクアウト・デリバリー支援給付金」(4月1日~5月14日の期間に実施)の給付も計画。