3年生部員に花道

赤のユニフォーム・3年生たちと対戦した大高サッカー部の「メモリアルマッチ」

試合前にはセレモニーを実施し、記念撮影なども行った

大高サッカー部 1・2年部員と「メモリアルマッチ」
部活区切りの場

 奄美市名瀬の県立大島高校サッカー部(川野誠監督、部員64人)は31日、3年生部員の花道を飾る「メモリアルマッチ」を同市の名瀬運動公園グラウンドで開いた。コロナ禍による県高校総合体育大会などの中止に伴い〝区切りの場〟にと、独自に開催。3年生部員らは、1・2年生らとボールを追いかけ、高校での競技に区切りを付けた。

 この日区切りを迎えた3年生部員は、選手18人、マネージャー2人の計20人。3年生全員が赤のユニフォームでそろえて、最後のスタメンに臨んだ。

 試合前には、3年生を称えるセレモニーを実施。部員一人ひとりの名前が会場にアナウンスされると、3年生部員らは花道に登場。手を振るなど声援に応えて、拍手で迎える後輩部員の輪に飛び込んだ。

 メモリアルマッチは、1年生と2年生チームを相手に1試合30分で対戦。保護者も掛けつけ声援を送る中、選手らは仲間から受け取ったボールをパスでつなぎ、一緒にスポーツを楽しむ喜びを心に刻んだ。

 3年・野田梨仁=りひと=主将は「(大会中止に)悔いがないといったらうそになるが、最後に(共に歩んだ)チームみんなとできてよかった」と笑顔。「練習や遠征、大会での優勝など、あっという間だったが高校生活で浮かぶのは部活のことばかり。思い出の多い3年間だった」と振り返った。

 同部マネージャーを3年間務めた杜さくらさんも「最後にできたことで、気持ちも整理がついた」と試合を見守った。川野監督は「(各大会の中止に)悔しさを埋めることにはならないが、区切り(の試合)ができたことには感謝したい」と話し「3年生はこれから進学も控える。それぞれの道に向け頑張ってほしい」とエールを送った。

 この後、部員らはフットサルも行うなど、最後の交流を楽しんだ。