名音川に自然と親しむ空間

子どもたちは泳ぎや水鉄砲など思い思いの遊びで川に親しんだ


大人らは川に足をひたし涼し気に鍋を楽しんだ

青壮年団と川辺を満喫
名音子ども会 水遊びやバーベキュー楽しむ

 名音子ども会(勝健一郎会長)は15日、大和村名音集落の名音川で青壮年団らとの交流会を開いた。園児から高校生、青壮年団など25人が参加。子どもたちは湯湾岳の水が注ぐ川にできた自然空間で地域住民と触れ合い、水遊びやバーベキューに声を上げた。

 名音川は湯湾岳の麓に位置する県の2級河川で、大和村を代表する川の一つ。普段は子どもたちの水遊び場、タナガ採りや憩いの場として地域住民から親しまれている。

 会はコロナ禍の中、出かける機会の少なくなった子どもたちの「夏の思い出に」と企画。地域の人も一緒にと青壮年団にも声をかけ、交流を楽しんだ。

 午前10時、川に集まった子どもたちは水遊びを開始。ひんやりとまだまだ冷たい川に入り、生き物探しや水鉄砲、鉄橋の上からぶら下がった手作りのブランコなどにたわむれた。

 そうめん流しでは我先にとトイを流れるそうめんを奪い合い、食後はスイカ割りにも熱狂。夕方には、自分たちで切り出した野菜でバーベキューをたしなむなど、一日川辺の遊びを楽しんだ。

 一方の大人らは、川の浅瀬にセットしたテーブルを囲んで、ウクレレライブに耳を傾けながら涼しげに鍋を満喫。一同、突然現れた川辺の空間のなか笑い声を響かせ、地域の川で親睦を深めた。

 名音小4年・勝山葵くんは昼食のそうめん流しに感激。「めちゃくちゃ楽しかった。最近はずっと家にいたので、みんなと外で食べられておしかった」と喜んだ。

 勝会長は「自分たちが住んでいる地域の自然を好きになってもらおうと開いた。青壮年団にも協力いただき、地域力を育む一環になれば」と笑顔で話した。