「きらきらリレーファイル」

「個別の教育支援計画」などを作製する情報源にもなる。新しくなった「きらきらリレーファイル」を持つ、代表の宮田智子(左)さんと事務局の大山周子さん

気軽に書いて 支援をつなぐ情報共有ツール
あまみ療育ネットワーク改訂版作成

障がいを持つ人たちやその家族と支援する人たちで構成されている「あまみ療育ネットワーク(宮田智子代表)」では、このほど「きらきらリレーファイル」の改訂版を作製、広く活用を呼び掛けている。

ファイルは子どもの成長を記録し、病院や学校、福祉サービスを受ける時など、行く先々で当事者と社会を結び付ける役割をする病院で担当医が変わる、学校で担任が変わるなど環境が変わるたびに一から十まで口頭で説明を必要とされることが、このファイルを呈示することで、子どもたちの様子をスムーズに相手に伝えることができる伝達ツールとしての機能を担う。

「成長していく子どもに常に付き添うことができるわけではない。その時にこのファイルを持たせることで、子どもの見た目の表面だけでなく奥行きも見てもらえ、周りもスムーズなサポートができる。子どもと家族が歩む成長記録として、折々で気軽に書き込んで欲しい。子どもの小さい頃のことはもう覚えてないことも多く、書き残しておけばよかったと思うこともある」と我が子のために最近利用を始めたという、宮田さんは話す。

ファイルは、ネットでダウンロードできるほか、放課後デイサービス、児童発達支援、保育所訪問などを受け持つ各事業所、相談支援事業所でもらうことができる。

プロフィールに始まり、学校、職場などの所属歴、成育歴、病気の記録や子どもたちの日々の様子なども書き込むことができる。引継ぎカードなどもあり、必要なものをコピーして持っていけるのも便利。

時代で必要なことが変わり、今回の改訂版の発行となった。あまり周知されていない小さい子どもたちを持つ世代にも利用して欲しいと広く普及を呼び掛けている。

ダウンロードホームページ 社会福祉法人 三環舎(チャレンジドサポート奄美)http://sankansya.com/office/amami/
奄美地区地域自立支援協議会(奄美地区障がい者等基幹相談支援センター)http://www.amami-jiritsu.org/
問い合わせ チャレンジドサポート奄美0997・69・4545まで。