「防火駅伝」で意識啓発

徳之島町縦断「防火駅伝」でアピール。徳之島地区消防組合本署の消防士ら=10日午前、同町亀津で

徳之島町縦断32㌔
地区消防組合本署

 【徳之島】秋季全国火災予防運動(9~15日)中の一環で、徳之島地区消防組合本署(徳之島町亀津、田中誠一署長)は10日午前、消防士らが同町縦断「防火駅伝」に挑戦。町北端の手々集落までの県道コース計15区間・約32㌔で広報しながらたすきをつなぎ、防火意識の高揚を図った。

 新型コロナウイス対策の「3密」防止で防火意識の啓発が図れるイベントを計画したもの。出発点の本署車庫前で中山浩助消防長は、参加職員たちに「住民の皆さんんに火災予防意識を啓発。(私たちの)頑張る姿も示し、地域の安心安全を」などと訓示した。

 午前9時ちょうど、田中署長(59)を第1区走者にスタート。広報車(消防指令車)と救急車も伴走させて、住宅火災の予防や高齢者などの犠牲を抑える住宅用火災警報器の設置などをアピ―ルした。亀津市街地などでは、若手消防士らが防火服と呼吸器を着用して並走。1区間約2㌔ずつの距離を計16人でタスキをつなぎ、約3時間後、手々集落(公民館)に無事ゴールした。