農家(右)から長靴と手袋を受け取る児童(左)=和泊町=
和泊町で体験プログラムスタート
町内の児童生徒5人が受講
【沖永良部】和泊町で12日、畜産農家体験プログラムの開始式があった。町内の児童生徒5人が、受け入れ農家のもとで畜産の仕事を学ぶ。来年2月末までに合計7回の体験活動を予定している。
将来の畜産業を担う人材育成が目的。事業は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した。
受講するのは小学6年生4人と沖永良部高校の1年生1人。同町役場であった式には、受講者3人と受け入れ農家5人が出席した。
同町和牛振興会の山本信二会長は「この経験が将来の役に立ち、牛飼いを目指してくれたらうれしい」と激励。
受け入れ農家から子ども達に、作業で使う長靴と手袋が贈られた。
和泊小6年の村山和美さん(11)は「祖父が牛を飼っていた。畜産の仕事を体験してもっと詳しくなりたい」。祝井澤口彩乃さん(11)さんは「牛が好き。どうやって育てているのか知りたい」と話した。
体験活動は、休日や祝日に実施。受け入れ農家に、児童生徒1~2人が出向き、牛の餌やりや牧草の収穫、出産の立ち合いなどをする。