警戒レベル、「4」維持

WEB会議で実施した新型コロナウイルス感染症対策本部会議

緊急時は迅速に判断
新型コロナウイルス感染症対策本部会議

 奄美大島で8人(11月30日以降)の新型コロナウイルス感染者が確認されたことを受けて島内5市町村長は4日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議(会長・朝山毅市長)7回目の会合を開いた。流行状況を示す警戒レベルは上から2番目の「4」を維持する一方、今後も5市町村が連携しながら情報収集・共有に努め、緊急時は迅速に対応することで一致した。

 会議は冒頭を除き非公開。密を避けるなど観点からWEB会議で実施し、首長の他、田中完大島支庁長、関係者らが出席した。

 朝山市長は冒頭、「生活、経済圏域を同じくする5市町村として感染対策を講じてきたが、(感染者が拡大で)このような事態が発生したことは真摯に受け止めなければならない」とあいさつ。島民の不安払拭に向けては「5市町村一丸で安心できる環境づくりに努めていきましょう」と呼び掛けた。

 この日の議題は「(奄美市と瀬戸内町の)感染確認事案」と「奄美大島コロナ警戒レベル」について。各市町村は互いの取り組みを確認し、先月改訂した警戒レベルについて説明。警戒レベルは、各市町村が現在の感染者増加について情報収集の段階にあるとしてレベル「4」を維持。さらに広がる事態があれば、迅速に判断していくことを決めた。

 警戒レベル4は、島内で感染者が確認された状態。行動目安として「自分を守る行動(うつらない、周りへの配慮行動(うつさない)を徹底」が促され、公共施設の利用や行事の開催については「検討」が求められている。