初心者対象に筋トレ講習

鏡の前でフォームを確認しながらトレーニング方法を学ぶ参加者たち

デッドリフトでけが減らせ
参加者らトレーニング方法楽しく学ぶ
ASA×バイオレーラ

 ASA奄美スポーツアカデミー×バイオレーラプロジェクトコラボ企画「初心者のための筋トレ&コンディショニング講習会」の第二弾「デッドリフト」が13日、奄美市名瀬のジム・PRIDE+であった。参加者らは日常生活でけがをしにくい動きの獲得を目的に、動作や姿勢など正しいトレーニング方法を楽しく学んだ。

 デッドリフトは、ベンチプレスやスクワットと並ぶ代表的なウェイトトレーニング種目。通常は床に置いたバーベルを引き上げ、背中やでん部、脚部の筋肉を鍛えていく。

 PRIDE+は整骨院が母体のジムで、講師は代表の長田大樹さんら3人が務め、予防医学の観点でトレーニングをレクチャー。講習は午前と午後の2回行い、参加者らはデッドリフトの動きを通して健康的な汗を流した。

 長田さんは冒頭、自分の心身で生活を維持する健康寿命や身体の調子を整えるためのコンディショニングについて説明。「けがは日常生活で動きを繰り返すことで起こるもの。重たい荷物などを上げる時でも正しい動きをすることでけがは減り、健康的な生活が送れるようになる」など解説した。

 トレーニングでは、スポーツの習熟度で3つの班に分け、それぞれの能力や体力に合わせて個別で指導。ウエイト(重り)のないシャフト(棒)を使って体を上下に動かし、正しいフォームや自分に合った運動方法を身につけた。

 朝仁町から来たという67歳の女性は「普段使わない筋肉を使うことで肩も動くようになった。日ごろから取り入れていきたい」と笑顔。長田さんは「あきらめずに取り組むことで姿勢や体調が改善したという受講者も多い。生活の一部としてトレーニングを続け、日常生活の質の向上に役立ててほしい」と話した。