新型コロナ徳之島・警戒レベル「4」に引き下げ

新規感染者ゼロ1週間で

【徳之島】徳之島3町新型コロナウイルス感染症対策連絡会議は21日、同3町の新規感染者が13日以降0のため、同感染症「警戒レベル5」を「4」に引き下げた。臨時休業や自宅待機の徳之島、伊仙両町内の一部学校・学年も通常授業に戻った。引き続き不要不急の外出の自粛や事業所の集団感染防止の徹底などを呼び掛けている。

今月1日以降に発生が確認された徳之島の同クラスター(感染者集団)関連では計64人(徳之島町48人・伊仙町12人・天城町2人・喜界町2人)が感染。62人が感染した徳之島3町は7日、独自に設定している同警戒レベルをフェーズ最高の5にアップ。13日以降ようやく新規感染者が0に。3町対策会議は「0が1週間続くごとに1ランク引き下げ」を申し合わせていた。

同引き下げに伴い各町同対策本部(本部長・町長)会議を開催。レベルを引き下げても全国および県内では依然収束せず、これからの年末年始に向けては、帰省客や観光客も増えて、感染リスクが一層高まることから、引き続き感染予防対策を呼び掛けていくことを確認。

町別対策で徳之島町は、同日から27日まで町立図書館(貸し出しのみ)、町総合食品加工センター美農里館(観光バス除く)は31日まで再開する。天城町は引き続き社会教育関連施設(町立図書館、ユイの館、総合運動公園など)の利用休止を継続する。

伊仙町は、職員の行動自粛として「感染防止のため家族・高齢者を守るため感染しない・させない行動の徹底。自分・家族・ふるさと徳之島・社会を守るため一人一人の自覚ある行動で感染拡大防止」などを決意。

「徳之島交流ひろば・ほーらい館」は新たな感染者が発生しなければ24日から通常営業を再開。町総合体育館・図書室・歴史民俗資料館などは来月4日を予定。

新春闘牛大会(元日~4日まで4大会予定)への「職員の対応」として、①職員の飼育する闘牛の対戦時のみ館内に入場②闘牛大会の前・後祝い禁止③職員の闘牛観戦の禁止(3町対策会議で決定)も申し合わせた。