4月に新たなプレミアム商品券発行

感染対策宣言店舗の目印となるポスターとステッカー

奄美市・感染防止対策宣言店舗対象に
感染対策支援事業の利用も呼び掛け

 奄美市は、新型コロナウイルスの感染対策を実施している店舗を対象にした応援事業として、新たにプレミアム商品券を4月上旬に発行する。使用期限は6月30日までとする予定で、2月中旬から登録店舗や商品券購入希望者の募集を開始する。市は「店舗の感染防止対策の徹底を図りながら、新型コロナにより停滞している消費活動の促進につなげたい」としている。

 商品券は、額面5000円の商品券を3000円(プレミアム率66%)で販売するもので、計1万冊、総額5000万円分(販売総額3000万円)を販売する。

 1人2冊、1万円分(販売額6000円)を上限に、購入希望者5千人を市ホームページなどで募集、希望者が多い場合は抽選となる。購入者には3月下旬までに引換券を郵送、所定の販売所で購入できるようにする予定だ。

 商品券が利用できるのは、市が進める「感染防止対策宣言店舗」に登録している店舗で、現在、飲食店や小売店、理美容など約160店舗が登録。市が発行するポスターやステッカーが目印となっている。

 同市は、今後さらに利用できる店舗を増やすため、現在実施している店舗感染防止対策支援事業の期間も、商品券の使用期限にあわせ6月末まで延長した。同事業は、アルコール消毒液噴霧器やゴーグル、フェイスシールド、空気清浄機、アクリル板など感染対策のため、昨年11月以降に購入した物品や店舗の改修費などが助成対象で、1店舗10万円を上限に全額補助する。

 市商工情報課によると、同事業を申請した事業所は約370店舗にのぼっており、購入費として、これまでに総額約3000万円を助成した。

 同事業を利用し感染対策を実施している店舗についても今後、随時、感染防止対策宣言店舗の登録を進めることにしており、市商工情報課は「宣言店舗が増えることで、安心して買い物を楽しめる環境と利便性の向上につなげたい」としている。