笠利地区生涯学習講座 作品展示会

受講生が丹精を込めて作った作品約120点が並ぶ笠利地区生涯学習講座作品展示会

丹精込め120点、成果並ぶ、14日まで

 2020年度「笠利地区生涯学習講座」の作品展示会が6日から、奄美市同町の笠利公民館で始まっている。会場にはパッチワークや書、創作小物など受講生が丹精を込めて作った作品約120点を展示。一年の成果が所せましと並び、来場者の目を楽しませている。14日正午まで。

 今年度は23講座が開設し、延べ526人が受講。同講座も今年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で実施期間短縮を余儀なくされ、「作品が間に合わない」などの理由で8講座が開催を断念した。

 展示会は、発表の場でもある「閉講式」などの中止に伴い代替策として企画。中には自宅に持ち帰って仕上げたという作品も多く、個々の愛情あふれる作品が会場を彩った。

 奄美ものづくり教室からは地域の自然素材を使って手作りしたショールや行灯、絵葉書などが出展。パッチワーク教室からは、アマミノクロウサギ人形やウミガメが描かれた壁掛け小物入れなどが並び、書道教室からは行書や宋書などの迫力ある揮毫が飾られた。

 この他、コーラスや社交ダンス、初級三線シマ唄など発表が叶わなかった教室は、写真で講座の様子を紹介。市教育委員会笠利教育支所担当者らは「一年頑張った成果。一人でも多くの人が足を運び見てほしい」と呼び掛けた。

 開館時間は、午前9時~午後5時(最終日は正午まで)。21年度講座の募集開始は4月5日を予定している。