新型コロナウイルス感染対策を施した試験会場(大島高校提供写真)
大島学区、初日594人受験
新型コロナの欠席者なし
コロナ禍の中、県内公立高校の2021年度一般入試が9日、各校で始まった。日程は10日までの2日間で、初日は国語、理科、英語の3教科が行われ、大島学区では594人が受験。最終日の10日は社会、数学、面接がある。合格発表は17日。新型コロナウイルスへの感染や、感染が疑われる場合には、24日に追加選抜で対応。合格発表は25日になる。
今年の県内公立高校入試は、学力検査定員1万1293人に対し、1日目の倍率は0・78倍。平成以降で最低を更新した。初日は8805人が受験し、欠席者は293人だった。
大島学区では学力検査定員1048人に対して606人が出願。奄美(情報処理)が1・18倍で最も高く、次いで同(家政)0・88倍、大島(普通)0・86倍、徳之島(総合学科)0・70倍、沖永良部(普通)0・63倍と続いた。初日は594人が受験、12人が欠席となったため、1日目の倍率は0・57倍となった。
県教委高校教育課によると、県本土、大島学区ともに会場での大きなトラブルはなく、9日午後4時45分現在、新型コロナウイルスに伴う欠席申請もなかった。各会場では、敷地内への立ち入りを制限し、マスク着用や手指消毒、換気の徹底など、新型コロナウイルスへの対策も講じた。
気象庁によると10日の奄美地方の天気予報(9日午後5時現在)は、北の風後やや強く、くもりで雨の降る所があるが次第に晴れ。日中の最高気温は名瀬、沖永良部ともに20度となっている。