島外へ出る卒業生へエールを送る日本航空職員ら
「夢や希望に向かってがんばって」
奄美空港
奄美空港の日本航空(JAL)職員は3月1日から、島外へ出る卒業生へ向けた応援のメッセージボードを飾っている。また、奄美の海で採れた貝殻や夜光貝を使ったオリジナルキーホルダーとメッセージカードを作成し、希望者にプレゼントするなどして卒業生の門出を祝っている。
(株)JALエンジニアリング奄美大島空港整備事業所の森本慎一統括マネジャーによると、数年前ある整備士が言った「島を離れる人たちに元気になってもらいたい」という一言からこの取り組みが始まり、今年で5年目。「島外へ出る方は楽しみな気持ちもありつつ不安も抱えているのでは。キーホルダーを見て奄美を思い出してもらいながら、夢や希望に向かってがんばってほしい」と、森本マネジャーは奄美を旅立つ卒業生へエールを送った。
メッセージカードの裏面は同社奄美営業所の職員が撮影した奄美大島の写真が印刷されており、表にはカラフルな手書きメッセージが。キーホルダーに使われている貝殻は、手広海岸を中心に森本マネージャーが一つひとつ集め、紐の部分は刺繍糸を丁寧に編み込んで作成したという。
また、今年初の取り組みとして、空港1階カウンター横には誰でも書けるフリーメッセージボードが設置されている。桜の花びらを模したボードには「世界は広いけど奄美を大切に」「少年よ大志を抱け」「いってらっしゃい 元気でね」など、たくさんの温かいメッセージが並んでいた。