看護福祉専門学校入学式

新入生代表で誓いの言葉を述べる塩井勇也さん

入学式に出席した新入生ら

コロナ禍も「やり抜く力」胸に
医療福祉のプロへ48人が一歩

 奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)の入学式が13日、同校サングリーンホールであった。保護者らが見守るなか、看護・介護・保育のプロフェッショナルを目指す48人が学生生活をスタートさせた。開式前には、同校卒業生の唄者・前山真吾さんと、こども・かいご福祉学科3年の小元万穂さんがシマ唄「黒だんど節」を披露し、新入生を激励した。

 向井校長は式辞で、学生同士が一丸となって目標を達成する大切さを強調したうえで、「新型コロナウイルスの影響で、介護や看護職の大切さが改めてクローズアップされた。今年の日章学園のスローガン『やり抜く力』を養いつつ、実り多き学生生活になることを期待する」と呼び掛け、入学を祝福。同校は、自然豊かな学習環境、地域住民や小学校との交流、ボランティア活動への積極的な参加を特色として掲げる。

 新入生を代表して、塩井勇也さん(看護学科)が「コロナ禍の混乱のなかでも、入学式を迎えることができ、感謝の気持ちでいっぱい。3年間仲間と支え合い、社会に役立つ技術を身に付けるための努力をし続けたい」と誓いを述べた。

 こども・かいご福祉学科に入学する實真凜さんは「保育士を目指している。在学中により多くの資格を取得するため、毎日少しずつ勉強したい。実習が楽しみ。保育だけではなく、介護施設の実習先で身に付けた知識も役立てられたら」と笑顔を見せた。