海を眺めるテッポウユリ

自宅敷地内に自生したテッポウユリを前に笑顔の松元さん(12日)

笠利湾を眺めるように花開くテッポウユリ

「夕日浴びると一層きれい」笠利町外金久の松元さん敷地

 奄美群島の各地で見ごろを迎えているテッポウユリ。春風にそよそよと揺れながら道路わきに自生する姿は、つい車を停めて写真を撮りたくなる美しさ。なかでも、奄美市笠利町外金久の松元哲也さん(74)の敷地に自生する群生は、ひときわ目を引く圧巻の眺望だ。

 「ここは夕日スポット。夕日に照らされた姿が、昼とは違った表情できれい」と目を細める松元さん。「手入れすればもう少し見栄えがいいかも」と笑うが、毎年安定して多くの花を咲かせるという。通りすがりの人や、近隣の宿泊施設を利用する観光客にも喜ばれているそう。

 道路わきの斜面のほか、自宅裏の畑に続く道も見事な植生ぶり。しかしこちらは現在立ち入り禁止なので注意が必要だ。

 付近の安全な場所に停車し、笠利の透き通った海、または夕日を眺めるように花開く姿を楽しんでみてはいかがだろうか。