かごしま国体応援のぼり旗 奄美市HPで公開

奄美市の小中学校の児童生徒が作成したのぼり旗の一部

小中学生が手作り

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2023年に延期されることになった「国民体育大会(燃ゆる感動かごしま国体)」の相撲競技開催地となっている奄美市は、市内の小中学校28校の児童生徒が作成した47都道府県の「手づくり応援のぼり旗」(長さ180㌢、幅45㌢)141枚を市のホームページ(HP)で公開している。

のぼり旗は、相撲競技に出場する選手や関係者、応援団らを歓迎しようと、同市のかごしま国体実行委員会(事務局・市教委スポーツ推進課)が昨年2月に、市内の小中学校に依頼。児童生徒らが約3カ月間かけ、47都道府県各3枚ずつを作成した。各都道府県の特産品や観光名所、ゆるキャラなどとともに「キバレ(頑張れ)」などのメッセージが描かれている。

当初、昨年10月の大会開催期間中に、相撲競技会場となる同市住用町の奄美体験交流館周辺に掲示する予定だったが、新型コロナの影響で大会が延期となり、展示の機会を失った。その後も、市役所内での展示なども検討したが、来場者が密になる可能性などを考慮、今回、HP上で公開することになった。

のぼり旗は、23年の大会開催までHPに掲載し、大会期間中に改めて、会場などに掲示する方針で、実行委の担当者は「子どもたちの力作を見ながら、2年後の大会開催を楽しみに待ってほしい」と話している。