ワクチン巡回接種始まる

初日、笠利町の太陽が丘総合運動公園体育館では約200人が接種を終えた

奄美市・龍郷町75歳以上 初日は太陽が丘で200人

 奄美市・龍郷町の75歳以上の一般高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの巡回接種が17日、笠利地区を皮切りに始まった。笠利地区は17~19日の3日間で約600人が接種を予定。初日は予約した高齢者約200人が会場となった太陽が丘総合運動公園体育館を訪れ、1回目の接種を終えた。

 巡回接種は、笠利地区(17~19日・太陽が丘総合運動公園体育館)、龍郷町(20~22日・りゅうがく館)、住用町(23日・奄美体験交流館)の3会場で、1日200人が接種を予定。会場では、医師2人、看
護師約15人、スタッフ約20人が対応し、午前と午後、おおむね20人が30分間隔で接種していく。
 この日、接種に訪れた高齢者らは、入口で体温を測って会場に進み、接種券、予診票を提出し本人を確認。医師の問診後に接種。経過観察として医師からの指示などがある人は30分、それ以外の人は15分待機し、2回目の接種日を確認して会場を後にした。

 同町中金久の泉和洋さん(80)は「重症化が怖いので早めに申し込んだ。電話も2回でつながり、順調に手続きができた。体調なども特に変化はなく、接種できてよかった」。和野の82歳女性は「思っていたより痛みもなく、スムーズに接種ができて安心した。(会場の)近くで受けられたので助かった」と笑顔を見せた。

 市によると、3会場・7日間で約1400人が1回目の接種を予定。担当者は「接種券などを忘れず、予約日などを確認した上で、時間通りに会場に来てほしい」と呼び掛けている。

 なお2回目の接種日は、笠利地区が6月7~9日(農村環境改善センター)、龍郷町が同10~12日、住用地区が同13日となっている。