新型コロナ新規感染 奄美市50人、20代以下64%

 

県内110人、群島計で60人感染
オミクロン株疑い新たに6人

県は7日、新型コロナウイルスの新規感染者が110人確認されたと発表した。県内の三桁感染者確認は8月29日以来、約4カ月ぶり。奄美群島の感染者は60人(奄美市50人、龍郷町4人、瀬戸内町2人、徳之島町2人、大和町1人、与論町1人)、奄美群島以外の県内は25人、県外が25人。

奄美市の1日の感染者が50人台になるのは初めて。年代別では20代が23人、10歳未満~10代が9人と若年層が64%と半分以上を占め、30代6人、40~60代が7人となっている。

奄美市以外の群島内(龍郷町・瀬戸内町・徳之島町・大和村・与論町)も感染者10人中、10~20代が7人と若年層が7割。

また、県環境保健センターで変異株スクリーニング検査の結果、5人が(デルタ株)陰性、1人が解析不能、ともにオミクロン株の疑いがあるとした。

県の新型コロナウイルス感染症対策室によると、デルタ株の出始めた夏ごろから若年層の感染が増えているとういう。また、「年末年始の帰省で県をまたぐ人の往来と、それに伴う会食」も感染増加の一因だと話した。

県内の累計患者数は9323人(前日比110人増)。6日現在、医療機関での療養者は28人(前日比8人増)うち酸素投与の必要な中等症が1人、重症はいない。宿泊施設に32人(前日比22人増)が入所し、自宅待機者が32人(前日比30人増)。