固有種の記念切手セット販売

朝一番で切手セットを購入する窪田理沙さん(名瀬郵便局で)

日本郵便九州支社 名瀬局、多くの人が列

 日本郵便㈱九州支社(豊田康光支社長)は1日、「世界自然遺産の島 奄美大島・徳之島」のオリジナルフレーム切手セットを販売した。奄美市名瀬幸町の名瀬郵便局には多くの人が列を成し、楽しみにしていた記念切手を購入した。

 セット内容は、昨年7月に世界自然遺産に登録された両島の固有種(アマミノクロウサギ、オビトカゲモドキなど)の63円切手5枚、風景や大島紬の写真入り台紙1枚、闘牛と固有種をモチーフにしたポストカード2枚。

 名瀬郵便局では、販売開始(午前9時)の20分前には約20人が密にならないように間隔を置いて待機。購入した窪田理沙さん(43・柳町)は「昨年10月の記念切手は買えなかったので、今回購入出来てよかった。切手を子どもたちに見せて奄美の動植物を教えたい」と喜んだ。

 東洋一さん(浦上郵便局長)によると、奄美群島の全局で計3000セット、名瀬郵便局で100セットを用意しているという。「それぞれの局で補充し合いがら、多くの人に購入していただきたい」と話した。

 鹿児島県と沖縄県内の全局(603局)で4800セット販売され、1セット1000円(税込み)。5日からは「郵便局ネットショップ」でも200セット販売される(http://www.shop.japanpost.jp/)。

 問い合せは、日本郵便㈱九州支社(郵便・物流営業部物販担当)電話090―328―5436(平日午前9時~午後5時)。