５本足大根を抱える西盛満さん（左）と輝代子さん（右）
知名瀬集落「読者にプレゼントしたい」
奄美市名瀬知名瀬の西盛満さん（52）の畑で31日、５本足の巨大大根が収穫され話題になっている。長さ約50㌢、胴回り30㌢、重さ７㌔で５股の珍大根。西さんは「縁起物なので新聞読者にプレゼントしたい」と話した。
掘り起こしたの母輝代子さん（88）。「二股、三股はたまに出てくるが、こんな５本足は初めて」とビックリ。最初は丸い大根だと思ったが、掘り起こして全形が現われた瞬間声をあげたという。輝代子さんは巨大大根を持ち上げることが出来ず、傷が付かないよう慎重に引きずって家まで運んだ。
西さんの家裏には約５００平方㍍の自家菜園の畑がある。その一角に五つの畝＝うね＝を作り、うち三つに大根を栽培していた。約20本のシマバナナの木にはまだ緑色の実がたわわに実っている。作年植えたレモン種のマイヤーやリスボンの収穫も楽しみだという。
「畑で採れた野菜は近所などにお裾分けしたり、家で食している」という盛満さん。輝代子さんが掘った５本足大根は、新鮮な水道水に浸して大切に保存している。盛満さんは「母と相談して、新聞を見た方にプレゼントすることにした。縁起物なので床の間に飾るのも良し、おいしくいただくのも良し」と笑った。
大根のプレゼントは、最初に電話連絡を入れた１人。ただし知名瀬まで引き取りに来れる人に限る。なま物なので３日（木）、４日（金）の連絡のみ。盛満さんは「早めの応募をお待ちしてます」と呼び掛けた。
連絡先は、電話０９９７―54―８２３９ 西盛満さんまで。