伊仙町、生活応援事業出発式

全町民に商品券を配布するにあたり「生活応援事業出発式」を行った(左から2番目・大久保明伊仙町長)=2日、同町役場=

全町民へ1万5千円分の商品券配布

【徳之島】伊仙町は、新型コロナウイルス対策の2022年度町生活応援事業の一環として2日、町民1人当たり1万5千円分の商品券配布の「出発式」を行った。同日から「伊仙町生活応援商品券」が、町内全戸に向け随時郵送される。大久保明町長は、「町民の生活支援及び商工業者を含む、町内全体の経済活性化につながる」とし、3年連続となる同事業に期待を寄せた。使用期限は、23年1月31日まで。

国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した対策事業で、20年度から開始。対象者は、①7月15日時点で住民基本台帳に記載されている全町民(計3466世帯・6368人)②23年3月31日までに出生予定の児童(世帯主に送付)。総事業費は1億328万5千円。

同商品券は、全町民に対し一律1万5千円分(1000円券10枚綴りと5枚綴り)が配布され、内訳は、▽1万円分 町商工会加盟店専用▽5千円分 同会加盟・非加盟店問わず使用可の共通券―となっている。1日現在、使用できる商工会加盟店が76店舗、非加盟店(共通券のみ可)が12店舗。逐次、各取扱店は増える見込み。

同式に息子の基山快斗君(6)と参加した同町伊仙の千尋さん(35)は、「(新型コロナに対し)今は我慢の時で収束を願うばかりだが、商品券配布はありがたい。4人の子どもたちのために使わせていただく」と話した。