奄美空港での4回目の写真展「羽ばたけ奄美の大空に!」―サシバの暮らし1000分の1秒の世界―会場。28日に展示作業した撮影者の与名正三さん
奄美空港1階 来年1月10日まで
与名正三写真展「羽ばたけ奄美の大空に!」―サシバの暮らし1000分の1秒の世界―が29日から奄美空港1階の観光情報コーナー(総合案内所横)で始まる。28日は展示作業が行われた。来年1月10日まで開かれる。宇検村生勝出身の野鳥写真家・与名正三さん(71)=「サシバ愛護会 関西~奄美ネットワーク」代表、日本自然保護協会自然観察指導員=が2021年11月~22年11月に奄美大島で撮影したサシバの写真45点(A2サイズ15点、A3サイズ30点)を展示しており、写真下に説明文を貼り付けてある。奄美空港会場での開催は4回目。
宇検村企画観光課、奄美の自然を考える会が協力。
今回の写真は▽縄張り争いをする幼鳥(上)成鳥(下)▽大きな鳴き声を上げ、縄張りを誇示する暗色タイプのサシバ▽海上を滑翔する幼鳥▽ウグイスをくわえる成鳥▽空中でセミを捕らえる成鳥▽陸上競技場のトラックで昆虫を追いかける幼鳥▽畑でミミズを捕らえた幼鳥▽ウラジロエノキの葉に止まるカマキリを捕らえた成鳥▽芝生でケラを捕らえた成鳥―などの写真を展示。さまざまな動き、表情を見せている。
会場には、チラシ「日本最大の越冬地、奄美大島発 サシバってどんな鳥?」(岩手大学農学部の東淳樹農学博士作成、セブンイレブン記念財団が協力)も貼られている。