60歳をみんなで祝う

赤いTシャツのロゴは同窓の梅北誠さん作。元気に全員集合!

伊是名の舞が花を添える

同窓生バンド「華麗衆」が披露する当時のヒットソングに会場も大盛り上がり

奄美出身者の還暦同窓会開催

 【東京】3940同窓会は22日、東京四ッ谷の主婦会館で、60歳の記念同窓会を開催した。会では50歳の記念同窓会を皮切りに、5年ごとに同窓会を開催、奄美群島出身者らに声を掛け、東京で開催してきた。今回は還暦の祝いを兼ね、会のTシャツも作成、赤いTシャツに身を包み、還暦を祝った。

 会場には卒業校の縛りをはずし、同じ年生まれの誰もが参加できる会に、懐かしい顔を探して、全国から140人が出席した。

 第1部では代表幹事を務める中濱寛さんがあいさつに立ち、5年前に開催された会の余剰金を奄美群島世界自然遺産登録推進寄付金として奄美群島広域事務組合に寄付したことなどが伝えられた。また「還暦節目の一生涯の記念に残る1日にしたい。最後まで楽しんでいってください」とあいさつがあった。

 2部では同窓生らが参加するバンドの歌や、踊りで楽しい時間を過ごした。

 伊是名の会は増田道乃さんが、スタローズ(女性3人組シマ唄ユニット)では形屋篤子さんが同窓。ほかには、古仁屋の福勝行さん、卓也さんの兄弟ユニット「F2」、同窓生バンド「華麗衆」、奄美から駆けつけた田中博樹さん、プロの平田輝さんらがにぎやかに会を盛り上げた。

 校区ごとのスピーチがあり、八つの校区の出席者らがステージに上がり、古里をPRした。最後は全員で八月踊りと六調を踊りあった。

 締めのあいさつには保科昌史さんがステージに上がり、「これまで生きてきた自分に、郷土の人達に、未来の自分に」と一本締めを3本。これまでと、これからを出席者全員で祝い合った。

 会に初めて参加したという千田(せんた)常広さんは「40年ぶりに会うことができた友達が、覚えていてくれた。来て良かった」とうれしそうに話した。

 11月には、奄美での還暦同窓会開催も予定されている。